本業×農業アルバイト×農家ライター —新米農家ライターが挑戦する地方で生きる力—
1. 農業の道を選んだ理由
私が農家の長男として生まれたのは、大崎市の中でも田んぼや畑が広がる自然豊かな地域です。幼い頃から、家の周りはいつも農作業に従事している家族の姿があり、自然と農業の世界に馴染んでいきました。周囲の友人たちが都会の生活を夢見る中で、私は農業が当たり前の生活の一部としてあり、農家の長男としてその役目を果たすことが自然だと感じていました。
確かに、農家の長男として生まれたという理由は、私が農業の道を選んだ大きな要因でした。農家を継ぐことは、家業を守る役目として、そして親から受け継いだ大切なものを継承する責任として、避けられない道のように思えたからです。しかし、それだけではなく、農業が持つ深い知識や技術、またそれを活かして地域社会に貢献できるという点にも強く魅力を感じていました。私は、「農業を継ぐ」ということが単なる家業の継承ではなく、より広い意味で地域社会に貢献することだと考え、農業を選んだのです。
農業をより深く知るために、農業系の学校に進学し、農業の専門的な知識や技術を学びました。震災後には、実際に農業の現場に立ち、畜産業を中心に、水稲栽培や路地野菜の栽培に携わり、地域の若手農業団体を立ち上げて地域の農業を支える活動にも参加しました。この頃、農業が持つ魅力を深く感じ、地域社会への貢献に誇りを持っていました。しかし、その中で自分の将来を考えると、家業を継ぐだけでなく、農業の未来に向けた新しい取り組みが必要だと感じるようになったのです。
2. 畑違いの職、でも農業の魂を忘れない
その後、家族関係のトラブルから農業の道を離れることになり、約半年間、東北を中心に旅をしていました。この期間、農業から離れていたことで改めて、農業の持つ魅力や自分のルーツに対する深い思いを再確認することができました。
その後、地元に戻り再就職しましたが、選んだ職は全く畑違いの仕事でした。実際にはその経験が間接的に役立つ場面が多々ありました。農業で培った問題解決能力やコミュニケーション力、そして地元の文化や人々との繋がりが、新しい職場での仕事にも自然と活かされていったのです。
忙しい毎日の中で、ふと農業を思い出し、地元の農業や大崎市の発展に貢献したいという気持ちが強くなりました。私にできることは何かを考えていた時に、ライターとして活躍している友人2人から声をかけられ、農業を深く知っている私にしかできない農家ライターとしての活動を志すことになりました。
友人たちのサポートを受けながら、ライティングのいろはを学び始め、文章の構成や表現方法、読者に伝えるための技術を一から学んでいます。農業や地域の魅力をどのように発信するかを模索しながら、自分の経験を活かして、地域の農業や生活についての情報を届ける方法を日々学んでいます。
農家としての経験を活かし、ライターとしても地域の農業や大崎市の魅力を広めることが、今の自分にとって最良の方法だと感じて、ライターとしての新たな挑戦を始めました。これからも、農業の魅力を発信するために、一層努力を重ねていきます。
3. 本業、農業アルバイト、農家ライター—3本柱の挑戦
現在、私は本業と農業アルバイト、そして農家ライターとしての活動を並行しています。どれも私にとって欠かせない重要な要素であり、それぞれのバランスを取ることで、地域農業に貢献しながら自分自身を成長させています。
本業では、農業とは異なる分野で活躍していますが、仕事を通じて得られるスキルや知識は非常に貴重です。これまでの農業経験を基に、地域の発展に貢献できるような仕事に取り組んでいます。特に、大崎市の発展に少しでも貢献できるよう、地域の課題解決に向けた活動に積極的に関わっています。
また、農業アルバイトとしては、月に最大1/6程度の時間を割いて行っています。これまでは土地を借りて野菜を栽培し、出荷をしていましたが、子どもができたタイミングで、農作業を中心としたアルバイトに絞ることにしました。このアルバイトを通じて、現場のリアルな状況や最新の農業技術にも触れ、常に新しい情報を得ています。この実践的な経験を積みながら、将来的には自分の農業を再開する可能性も視野に入れ、準備を進めています。
そして、農家ライターとしては、地域の農業や大崎市の魅力を広めるために、記事を執筆しています。2024年11月18日から本格的にライターとして活動を始め、最初の12日間で65記事を投稿しました。ライティングの時間は、子どもを寝かしつけた後、夜中の2時から6時までに集中して行っています。家事や育児、本業に加えてのライティング活動は忙しいですが、農業への情熱を記事を通じて伝えることが非常に充実した経験となっています。
これらの3本柱を両立させることは決して簡単ではありませんが、それぞれが互いに良い影響を与え合い、私を成長させています。本業で得たスキルはライター活動にも活かされ、農業アルバイトで得た知識はライターとしての記事に生きている、そんな循環を感じています。
4. 農家ライターとしてのビジョン—大崎市を、そして農業を未来へ
私の目標は、農業に携わる者として、大崎市をはじめとする地方の魅力を広め、農業の価値を再認識してもらうことです。農業を知ることは、ただ農作物を作ることではなく、地域の文化や経済、そして人々の暮らしを支える大切な役割を担っていると感じています。農業の魅力を伝えることができれば、それが地域全体の発展に繋がると信じています。
今後も農業を通じて得た経験を活かし、ライターとしても地域の発展や農業の未来に貢献できるような活動をしていきたいと考えています。農業の魅力を発信し続けることで、より多くの人々に農業の素晴らしさや重要性を伝え、地方がもっと活気に満ちた未来を迎えることを目指しています。
1990年、大崎市生まれ!大崎市在住歴=年齢、地元の魅力にはどっぷり浸かっています。本業の傍ら、月の1/6は農業、残りは新米ライターとして朝方に記事を執筆。『ライター100日チャレンジ』を実施中!大崎市とその周辺の素晴らしい情報を楽しくお届けしています。地元の魅力を再発見したい方、ぜひチェックしてみてください!
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